活動再開
コロナ自粛疲れに嫌気が差し、不動産活動を再開することにしました。
不動産活動を休んでたたのも再開するのも全部コロナのせいです(嘘です)
さて、以前の築古戸建て物件は色々あったもの、8月からは人柄のいい、老夫婦が入居中です。
暑い、寒いの文句一つなく、ありがたい限りです。
一度挨拶に行ったとき、裏庭の瓦礫まみれのスペースを開拓し、畑にしようと頑張ってくれてました。
「ああ、野菜がとれるようになるまで、ずっとここにずっと住んでくれるんだ・・・」と涙したのは言うまでもありません😂
ちなみに掘っても掘っても瓦礫が出てくるそうで、本当に開墾できるかどうかは不明です。
私が不動産を始めたのが2年ぐらい前でしたけど、その頃初めた同期の皆はどんどん成長していってます。戸建複数件、アパート、新築とひとそれぞれ自分のペースで色々だけど、2年という短い期間でも、目標を持って毎日コツコツやっていることやっていないのとでは大きな差が出ると改めて実感しています。
ということで気を散り直して、最近紹介してもらって検討した中古があって、銀行に持ち込む資料を作りながらギリギリまで検討しましたが、結果撤退することにしました。
満室時表面利回り20%くらいで、場所もぼちぼちなところで、明らかに NG と言うんじゃなかったと思いますが、土地の形も悪く、出口まで持っていく自信がないというところです。 大家力不足です。
ということで大家力を上げるべく頑張ろ~。
ナマぽよ家族。その後。
4月。初めての入居者、ナマぽよ家族。
4月は定期借家。
5月からは普通借家(色々縛りあり)で生活保護で家賃安定を目論んでいた。
もともと、行き場も今後を生き抜くアイデアもなかった5人家族に生活保護というアイデアと、申請するためには住所も必要なので住所を提供した。
初期費用もオールカット、分割に次ぐ分割と最大限要望に応えた。
高級カフェもおごった。飲み終わった食器の片付けもした。
俺にできることなら何でもしてやりたい。
同世代のナマぽよ夫婦やその子供たちのためといえば大げさだが、そんな気持ちもあったのだ。
新生活が始まり、ときおり連絡した。
寒い、ブレーカー落ちる、など些細なクレームはあったものの
「できれば住み続けたいです」と言ってくれた。
一生懸命リフォームした家だったので嬉しかった。
そんな彼らの気持ちに応えて末永く住んでもらいたい・・・。
「生活保護決まったら次の契約ちゃんとしなきゃなので連絡くださいね♪」
おれはナマぽよファミリーの生活をとても心配していた。
しかし、一向に連絡が来ない。
たまりかねて電話をかけても折り返しもない。
ラインも既読スルー。
いよいよ鬼電。
ようやく折返しがあり、今後のスケジュールを聞くも濁すナマぽよ。
ナマポ申請もまだ通ったと言わない。
埒があかないので生活保護担当者を聞き出し連絡。
やる気のない感じの女性担当者曰く「ナマぽよさんたちは今すぐにでも引っ越したいらしいっすよ〜」と。
「ナマぽよはそんなこと言ってないはずです!私の家を気に入ったと言ってくれてできれば住み続けたい、と言ってましたよ!」
役人の言葉は信じない。俺はナマぽよを信じる。
ナマぽよに電話
「えー、できればすぐに引っ越せれば・・・。都合のいいところを探しいるところなんですよ」
あっさり裏切るナマぽよ😅
てめー、契約のときに「次、生活保護決まったら普通借家の契約を結ぶ」、って約束で定期借家組んでやったんだろう〜が😅
ということで、あっさりと踏み台にされてナマぽよファミリーはわずか一ヶ月で出ていきました・・・。
今もぼちぼち問い合わせが来ているので、そのうちもうちょっとちゃんとした家族が入ってくれることを願って放置プレー中・・・。
工作員からの暗号通信。ナマぽよファミリー奮闘記
トンツーツートン、ツーツートントン、、、
工作員から暗号通信が入る。
解読。
「ナマポヨカラ連絡アリ」
「隙間風、寒イ、エアコン玉砕、建テ付ケ悪イ、トニカク寒イ」
……悲痛な叫びであった。
なぜかナマぽよから懐かれているクララ工作員によると、入居初日の夜、ナマぽよから早速泣きが入る。
ナマぽよ「なんか霊的なものを感じる…。妻が引っ越ししたがってる。クララ氏の物件空いてないか?」
クララ「あなた金もない保証会社も無理でどの立場で言ってるんですか!むしろ住まわせてもらえてる家があることが奇跡ですよ!ちゃんと仕事して信用つけてから言って下さい」
できる工作員である。
霊的なものというのは鳥居を⛩ぶった切ってこれの土台にしたからだろうか?護られそうだったのだが。
そして翌日、また泣きが入る。
ナマぽよ「掃除機つけたらブレーカーが落ちるんです!電気もそんなにつけてないのに…😭」
そ、そりゃ15アンペアだからなぁ😅
「九州電力に聞いてみてください」
基本自立させるスタイル。何とか生き抜いて欲しい。
翌日、冒頭の暗号通信。
すぐに工作員に電話。
どうも、田舎の夜は冷えるようで家具もないし立て付けも悪く隙間風も厳しいとのこと。
エアコンは昭和のものが一台(もちろん使うとブレーカーが落ちる)
もう一台はコンセントまで線が届かず、しかもリモコンがない。
あるのは残置物の石油ストーブのみだが、全然おっつかない😭という泣きの連絡が入ったようだ。
あまりに不憫に思い、倉庫の残置物の毛布を支給。何とか乗り切ってくれとラインした。
あとは埃が掃除してもしても出てくるらしい。
もう、スマン(住まん)の一言だ。
ボロでスマン😅
生活保護はこれから審査のようで貸し付けも2.5万が上限と言われたらしく、それは残りの家賃に消えるのでやはり金がない。
何とか暖かくなってほしい。心配だ。
普通借家契約まであと28日
祝!?入居者つきました!!
雪解けの春。
初の入居者がつく。
前回の生活保護志望の通称ナマぽよファミリー。
かなり尖ったスキームでの入居となり、昨日から住んでいる。
急ぎの引越しでもあったのでとりあえず最低限の金を入金させる。
契約は後であった時にサインすると言う。
で、面談。福岡某所。
俺は諸事情で知らない人と出会うことには慣れている。
俺はちょっとやそっとのことでは動じないメンタルを持っている。
しかし今回は少し緊張した。
何せはじめての入居者だ。どんなやつなんだ。
視界に入るそれらしきファミリー。
1発で分かった。あいつらだ。独特のオーラがある。
ナマぽよファミリー(5人)
ご、5人全員で来やがったか…😅
3ヶ月の乳幼児もいるぜ…😅
この後のコーヒーでも飲みながら契約と思ってたが、確実に俺の奢りで5人となるとそのダメージがでかい…。
頭をフル回転させて安い方法を探したが、都会すぎて無理。なんか知らんが役所も引っ越しシーズンとかでめちゃ混み。
仕方なく近くの高級カフェに入る。
断腸の思いでファミリー分の飲み物を奢る。
半ば当然のように施しを受けるナマぽよファミリー。でかいサイズ頼んでんじゃねーよ。
心の中で舌打ちをし、それでも努めて笑顔で契約書を交わし、初の契約完了。
きちんと説明すべきことは説明して、我ながらに書類もそれっぽいものができたと思う。
不利なことでも聞いてないと言われたくないので、何度も大事なことは確認した。
そして退店の時。
目の前に乱雑に置かれた空のコップを片付ける気配がなかった。
俺は自分の分を片付けて少し様子を見ている。
しかし全く意に介さず、帰る準備をするナマぽよファミリー。
仕方なくナマぽよファミリーの分も俺が片付ける。
いや、ちょっと待て😅
行き場を失った自分たちに心優しき親切な大家が住まいを提供してくれた。
そしてカフェまで奢ってくれた。
ご馳走様でした、ああ、すいません!私がやります!とか言って大家の分まで片付けねーか?😅
そーゆーとこだぞ!😅
まぁなにはともあれ、かなり不安のあるファミリーだが、俺なりに経験になると思って入れてみた。
以下具体的な契約内容だ。
かなりトリッキーなのでもしかしたら法的にダメな部分あるかもしれないがその時はその時だ。
まず、大前提としてこのファミリーには金が全くなかった。保証会社もダメ、前家賃も全部払えないと言う普通は門前払いの訳あり客だ。
で、最終的に火災保険と家賃の一部だけ払うからと言う話になった。
保証会社もなしで元々の初期費用の1/5以下にしてあげたのだ。
もちろん居座られるリスクがある。
そこで、
1、 定期借家1カ月間の契約(4月末退去)
2、前家賃2週間は振り込み済み。残りは14日までに振り込み。振り込まなければ退去。
3、4月中に仕事見つけて保証会社通すか生活保護受けられたら5月から普通借家契約(2年)。敷金等もあり、退去違約金もあり。(敷金等は生活保護から取れると見越して)
という内容の契約話交わした。
契約書に内容を記載して、さらに誓約書も書かせた。
これで俺としては仮に金払わなかったり今後の見通しが立たなければ契約上は4月で退去してもらえるし、もし生活保護になればなったでしばらくは家賃確保できる、という見込みである。
いきなりナマポ客付のような特殊なスキームとなってしまった。普通借家の契約書も書かせたが、4月中にナマポ等決まらなければ契約無効の特約入れてるしまぁ大丈夫だろう。知らんけど。
かなりトリッキーだが、はじめて客がついた。
長かった…。これからも色々ありそうだ。
ジモティ客付2組目目
不要不急の外出は禁止。
それでも動かなければいけない人もいる。
さてジモティ。
前回のジモティは滞納常習犯の夜逃げ予備軍。
これはあっさり音信不通に。
今回は5人家族の善良なファミリー!
コレはいい!過疎化が進んだ地域に活気が生まれそうです。
ジモティの基本、問い合わせあったら即電話!
話してもいい感じ。何やら幼子も抱えている様子。こりゃ夜逃げとは無縁だ。幼子抱えての夜逃げは無理だべ。
ということで積極客付。
聞けば東海地方から地元の九州へ戻りたいとのこと。
「仕事はこれから探します。」
……。
無職。
「3月には今の会社の寮を追い出されます。」
……
家無し。
「保証会社は選べますか?」
……
てめー、絶対滞納者だろ!!??
という感じでなんともジモティらしい芳ばしい感じです。
とは言え私も超弱気。値段も下げたばかり。弱腰プレイ。
はい!保証会社も通るところを探します!
日割り家賃もおまけしますしどうでしょう!?
初期費用は月家賃と保証料前預かりに火災保険のみです!
とプライス提示。
いったん検討します、からの放置プレイを食らう。
盟友クララに相談してると、なんとジモティ民、クララの物件(立地よし、リフォーム綺麗)に浮気問い合わせをしていた。
くそぉ!
マッチングアプリでちょっといいなと思った女が別の男とも親しげにアポ取りしているのを盗み見した時の気持ちってこんな感じ?!
しかもそいつの方がハイスペ!
屈辱!圧倒的劣等感!
とは言えクララ、施しプレイでジモティ民を狂っぱ物件に押し返す。ありがとう😂😂余裕のある男は違う!(面倒な客を押し付けた説もあり)
4月から住むところも仕事もないジモティ民、ようやく連絡再開。
結論、保証料など初期費用払えない、そもそも連帯保証人も付けられない(俺たちの最後の砦、フォーシーズでも無職は連帯保証人必要と言われた)。
某アルファ大家に相談。
保証会社は就職後で契約として定期借家で契約すれば?とアドバイス。
それだ!ということで打診。
すったもんだで結局とりあえず金がない!初期費用も払えないし家賃も払えない!と。。
金も払えないやつに誰が家を貸すんだよ!?と叫びたくなる思いを抑えて、穏やかに仏の心で提案。
2週間分の前家賃、残りは2週間後、それまでに仕事決まるか生活保護申請するか。
それでどうでしょう?
「す、住みます!よろしくお願いします!本当にありがとうございます!
引越しの手続きやお金の振り込みなど後日連絡します!」
ということで成立?
とりあえずお金振り込んでくれて契約書出してくれたらいいんだけど、このまま逃げられるかもしれないし、まだまだ予断を許さない状況が続いている。
契約まで後4日
確定申告2019年分
コロナの影響で確定申告は異例の1ヶ月延長。
ここで油断して先送りにするやつ。ダメだ。
できる男は常に前倒しだ。
先延ばしにしていた確定申告を一気に終わらせる。
できる男は一気にやる。
医療費控除、ふるさと納税を打ち込む。
問題は決算書。
売り上げ……ゼロ。
経費………100万超。…死にたい。
もちろん経費は計上できるものだけだ。
建物の取得にかかった費用はそのまま計上できない。
俺の建物価値は10万だ。
これは購入時に土地いくら、建物いくらと記載されていたものをそのまま採用した。
減価償却は4年。
そのほかの経費はリフォーム費用、損害保険料、ほか雑費だ。
ちなみに某工作員の調査によると個人事業主の接待交際費は60万を3年連続超えると目をつけられるとかなんとか…。
この辺は自己責任で処理するほかあるまい。
さて、サラリーマン大家で気になるだろう、本業との合算だが、私のような赤字大家なら本業の所得から赤字分を差し引いた額が所得税の対象になり還付金を受け取れる。
私の場合売り上げゼロなので、経費をそのまま所得から差し引かれる。
最初全部入れたつもりで計算したら還付金が2万と出て、ん!?おかしい!?と血眼になって確認した。
すると社保の入力が漏れていた。これはやばい。
社保を入れると結構な金額の還付金となった。
以前大家仲間が絶対交際費で飲み食いしたら○割引くらいで飲み食いしてるイメージだなぁ、と言ってもいたのが実際に還付される金額と支払った金額を勘案したらよくわかった。
来年は納税したい。
ジモティ客付!!??
通知。
ジモティ。
通知の名前はいかにも今つけました、という感じの適当さ。また冷やかしか。
幸運の女神には前髪がない。ジモティ民にはそもそも髪がない。byロイヤルホスト大家
ということで気を取り直して即レスタックル。逃がさない。
建設業で、10年スパンの工事です。最低10年は住みます?
ゆくゆくは買い取りも考えたい?
法人?
今日にでも外観見に行きます?
ジモティらしからぬ勢いを感じる。
大家仲間たちのアドバイスを聞きつつ、とりあえず電話。
受け答え、しっかりしてる。
コミュニケーション、普通にとれる。
これ、上玉じゃね?
はやる心をおさえる。
以前、自分名義で社員に家貸してたら滞納したから保証会社ダメかも。😭😭
いまは福岡の現場でネカフェで生活してる。
もう辛いっす😭😭
急に匂ってくるジモティ感。
これこそ俺が求めていたリアル。
ボロ不動産の魅力…!!
熱意は感じた。
保証会社がネックだ。
スリーシーズ(仮名)は最後の砦として残して、ナッツ(仮名)に審査をかけてみることに。
知らなかったけど、まず大家と保証会社の契約があるのね😅
明後日保証会社と契約を交わすことに。
夕方、早速内覧してきたらしく、電話が来る。
「めちゃくちゃいいです!本当住みたいです!なんとかして保証会社通してくれたらすぐ住みたいです!これって5年滞納なかったら頭金にして売ってくれるんですか?いくらですか?」
業界用語で言う、鬼の食いつきである。
案内してくれた友人にも、めちゃくちゃいいですねーを連発していたらしい。
内心マジか?😂という思いと素直に嬉しい気持ちが交錯する😇
正直に言おう。
今のおれには……
ジモティ民が女神に見える😇😇😇
ありがとう😇😇😇
これからは食いつきをキープしつつ早急に保証会社の手続きを進めていきたい。従業員2名と住むらしく、自分がダメなら他の人間で!と言うほどの熱意。
住人同士の仲違いや契約寸前でのどんでん返しのリスクに警戒しつつ早急ににまとめていくぜ😇😇😇